2014-04-12
先日、某テレビ番組において安い価格でドレスクリーニングを行っている会社の工場内の様子が放送されていました。
いくつかあるファクトリーの一部の様子でしたが、しばらく見ているとドレスを丸洗いした後に吊るしたドレスにシャワー状の水を全体にかけています。
ん?
まさか・・・これがすすぎ工程?
編集上の都合で本当のすすぎ工程がカットされているんでは?
家庭用洗剤でも以前のようなすすぎ回数をしなくても一回でOKな商品が出ていますが、それはあくまでも全体を水に漬けこんで内部まで浸透した状態でのすすぎです。
もしもテレビの光景がその会社のすすぎ工程だとしたら作業的には不十分としか言いようがありません。
一般の方々が見ていれば「ああ、ドレスのクリーニングはこういう風にするものなんだ」と感じると思いますが、プロの目からみれば工程の省略と言わざるを得ません。
ウエディングドレスのクリーニングは一般のクリーニング以上に工程が複雑です。
スーツ上下が1,000円前後の一般クリーニングはマニュアル化された工程と多様な機械を使う事でこの料金で利益を出します。
しかしウエディングドレスは、工程の流れはある程度統一出来ても何重にも重ねられた生地や裾汚れを除去する為の広範囲の前処理作業や最後の仕上げ(スーツの様に機械ではプレス出来ません)と、あらゆる工程内の作業において一般衣料とは違うアプローチが必要となります。
スーツの生地面積に比べればウエディングドレスに使用される面積は何倍にもなり、それに対して工程を施していくのに激安に出来る事は物理的に不可能だと我々は考えています。
想定計算以上の安い値段でドレスクリーニングを行っている所は、市場を占有する為の先行投資のプロパガンダ的な要素を含めた戦略なのか、設備や人を先行して拡充した割に売り上げが伸びて来ない状態を打破する為のテコ入れなのか・・・。
よその動向はまあよしとして・・・。
お客様からウエディングドレスクリーニングをご注文頂いた事に深く感謝して十分ご満足頂ける品質を常に心掛けて当社はサービスをご提供させて頂きます。
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