ドレスクリーニングブログ

クリーニングが出来ない可能性があるウエディングドレスの特徴

2016-03-21

 当社ではお預かりしてからクリーニングが出来ないと判断してお客様に今まで返却したウェディングドレスはありません。

 

但し、事前にお伺いした情報から判断してクリーニングは出来ない理由をお伝えした上でお断りはさせて頂いた事は過去にあります。(とは言いましても一件だけですが・・・)

 

では、クリーニングが出来ない可能性があるウエディングドレスはどういうものがあるのかを今回いくつか挙げさせて頂きます。

 

以下のものに該当する場合はクリーニングが出来ない可能性があります。

 

①接着剤で貼り合わせたパーツがある・・・コサージュの花びらや、ビーズ又はパール飾り、レース刺繍などが糸で縫われておらずに貼り付けられているだけのものはクリーニングでバラバラに取れてしまう可能性があります。ご自分のドレスの各所がちゃんと糸で縫い付けられているものかご確認してみて下さい。

 

②染色堅牢度の低い色生地を使用している・・・染色堅牢度の試験などをクリアした証明がある生地であれば問題はありませんが、製造情報が不確かな生地はクリーニングなどに耐えられる染色工程を踏んでいないものもあります。そうした生地によってクリーニング中に色が落ちたり別の場所に色移りしたりする可能性があります。手作りドレスや、既存のドレスにアクセントをつける為に付け加えた生地がある場合はクリーニングが出来ないリスクがあります。

 

③製造から年数が経過した生地の為の自然劣化・・・着用してからクリーニングをせずに汚れがそのまま残った状態で何年も保管していたウェディングドレスは、汚れの成分が繊維まで侵食して生地の劣化を引き起こしている可能性があります。見た感じは破れや劣化の兆しがなくてもクリーニングによる不可が少しかかっただけで生地が破れてしまう事があります。チュール素材には経年劣化によって手で軽く引っ張るだけですぐに破れてしまうものもあります。因みに年数経過とはお買い上げのタイミングではなく、生地が製造されたのがいつなのかから起算されます。合成皮革やスパンデックスの構成素材であり、ウェディングドレスにも稀に使われるポリウレタンなどは品質保持可能目安が「製造より3年位」とされています。半年前に購入したポリウレタン素材の商品はあと2年6ヶ月は問題なく品質保持出来るかといいますと実際はそうではなく、ポリウレタン生地がいつ作られたかまで起算されるタイミングが遡ります。例えば使用されている生地が1年6ヶ月前であればお買い上げあとからの品質保持目安が1年となってしまう事になります。(あくまでも業界の目安ですのでそれ以上に長く問題なく使用出来るケースももちろん多くあります。)

 

上記のご紹介は「全く不可能」ではなく、可能性としてクリーニングが出来る選択肢も存在します。

 

ご自分のウェディングドレスがクリーニング出来るのかどうかを最初に確認したい場合はどうぞお気軽にご相談下さい。

 

 

 



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