ドレスクリーニングブログ

シワの付きやすいウエディングドレスの特徴

2016-03-24

 ウエディングドレスには様々な生地がデザインによって使用されています。

 

シワというものも主に分類すると下記の3種類があります。

①簡単にシワが取れるもの 

②プレスをしてもシワが少し残ってしまうもの 

③取れない固定化したシワ 

 

シワが生じにくい素材としてはチュールやオーガンジー以外の一般的なポリエステル系素材のものが挙げられます。ワタベウェディングさんやアールイズウエディングさんなどの大手ブライダル企業の販売専用オリジナルウエディングドレスが主にシルエットやデザインを構成する生地にポリエステル系素材を主に使用するのは、海外挙式などでのドレスの持ち運びによるシワのリスクを軽減する事やロケーションフォトなどでの破れへの耐久性や汚れた場合のメンテナンスの行いやすさなどのトータルバランスを考えての採用かと思います。縫製、素材もかなり研究しつくされたドレスですので安心感は抜群です。

 

対して、先に挙げた様なシワが付きやすいものとしましては柔らかめのオーガンジーやシフォン系、チュール等が挙げられます。オーガンジーやシフォン系は確かにシワが付きやすいですが、軽くスチームなどを当てるなどの簡単なアイロン作業(当て布は必ず行って下さい)で元に戻るものがほとんどですので、利用しようと思った時にドレスがシワだらけでもなんとか元には戻ります。ただ、チュールにつきましては素材の良し悪しによってうまくシワが取れないものもありますのでご注意下さい。

 

チュールの品質は見た目は同じように見えてもかなり差があります。10万円~15万円前後で購入できる格安オーダードレスなどは主に中国でドレスを製作してから日本へ送ってきますが、この時の箱入れは送料を抑えるためにかなり小さくたたんでいます。チュール素材があまり品質のよくないものはこの段階で簡単に除去が難しい細かいシワが付いてしまいます。予算を抑えて自分のイメージに近いドレスをほぼジャストフィットで着用できるメリットはありますが、そうしたリスクもあるものという前提で購入は検討される事をお勧めします。

 

シルクオーガンジーの生地がスジが入った様に生じているシワは繊維自体が「折れている」という現象なので、ある程度は改善出来ますがプロに任せても完全に元には戻らない可能性が非常に高いとご理解下さい。ミカドシルクなどの厚手のシルクは比較的シワは取れやすい方に属します。

 

結婚式などでご利用予定が近づいてきた場合には自分で対応出来るレベルなのか、それともドレスクリーニングを取り扱っている専門店にプレスだけでもお願いした方がいいのかを判断する時間も含めて最低でも2ヶ月前にはドレスのシワの状態を確認される事をお勧めします。

 

真空パックと称される長期保存パックは各社がご案内していますが、コンパクトや厚みがないパッキングを商品の特徴としているものに上記の様なシワのとれにくい生地のウエディングドレスをパッキングすると、開封した時に元に戻すことが非常に困難な強烈な圧縮ジワが生じますのでご注意下さい。

 

圧縮ジワによるリスクを軽減させる為、当社のクリーニング&長期保存パックには適量の窒素ガスを封入する事でウエディングドレスを完全な脱気状態のパックにしない様にしながらもカビや虫食いなどを防ぐための無酸素状態にする加工を施しています。

 

他社さんのサービスと比べながら、ご利用後のウエディングドレスをどうするかという時のご参考にして頂ければ幸いです。



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