2017-07-17
大阪府のお客様より、挙式利用後にそのまま保管していたドレスの脇部分が汗などによって部分的に黄変してしまっているものを改善出来ませんかというご相談を頂きました。
汗などが残ったままにしておきますと状況によっては一カ月もしないうちに除去が難しい変色を起こしてしまう事があります。
汗の成分を丁寧に除去していくには一般的なドライクリーニングだけでは時間が経過していくと変色が起きてしまう可能性があります。ウエディングドレスのクリーニングも対応するチェーン店はありますが、価格が安かったり納期が早いという事は必要な処理が省略されている場合が多いと思います。価格の安いお店に一般衣料を衣替えでクリーニングに出すと半年後に脇の周りなどが薄黄色く汗ジミが浮き出てしまっている事はありませんか?
こうした事が極力起きない様に、ジョイフルでは特に時間の経過によってシミが浮き出るリスクがありそうな場所にはプラスアルファの工程を加えながらクリーニングを行っています。
今回お預かりしたものもスパンコール部分が変色していましたので数か月以上はそのまま保管していた可能性があります。(スパンコールについてはシミによる変色ではなく経年による材質の劣化だと思われます。こうしたスパンコールの劣化変色はクリーニングでは元に戻らないものですのでご了承下さい。)
脇周りのレース部分の各所が変色していましたのでいくつかの工程を行いながら、最後に変色部分をピンポイントで漂白していく方法で改善を図りました。
ウエディングドレスは季節に関係なく早めにクリーニングする事をお勧めします。
しみ抜き前の状態です。各所が汗などの成分により変色を起こしています。 | 通常クリーニング後に汗処理工程をます施し、そこからピンポイントで部分漂白をしながら改善していきました。改善率は80%位でしょうか?ここから先は繰り返しても変色の改善が見られなかった為、生地への負担も考慮してここまでの仕上げとさせて頂きました。早めのクリーニングによって改善率は変わりますので参考にして下さい。 |
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