ジョイフルのウエディングドレスクリーニング

ウエディングドレスを着用する時にそのシルエットを綺麗に創り出す為に必要なのがブライダルインナー。一体化のビスチェタイプ、ウエストニッパー、フレアパンツなど、部分毎に分けられたものなど様々なものがあります。

 

ブライダルインナーは高額で特殊な構造の為、自分で洗う事は出来ないというイメージがありますが先に結論から言いますと・・・

 

「ブライダルインナーは自分で洗えます。」

 

いや、むしろ自分で洗った方がいいです。

 

今回参考例にしているブライダルインナーは、某国内大手ドレスメーカーさんが販売しているものですが、自宅にある洗濯グッズだけで簡単に全く問題なく洗う事が出来ます。

 

ウエディングドレスの着用時に使ったインナー類をクリーニング店に出すという事は様々な疑問が出てきます。ご友人から借りたインナーをたとえばお店でクリーニングしてもらうとします。果たしてそのインナーはその一点だけに対して機械を動かしていますでしょうか？通常クリーニング店は色々な人のクリーニング依頼品と一緒にまとめてクリーニングするのが普通です。こういった現実から考えますとクリーニング店に出すことが友人に返す時に一番ベストな方法かというとそういうわけでもないかもしれません。お客様のインナーは一点もの扱いで他のものとは一緒にはクリーニング工程に入れませんと断言してくれ、インナーを洗うことが出来る為の細かい法律上の規定をクリアしていない限りは自分で洗った方が一番確実で安心な方法です。

 

今回はアイロンを使用しなくてもシワがほとんど残らない自宅での洗い方をご紹介していますのでこれからブライダルインナーをクリーニングするかどうしようかお考えの方は参考にしてみて下さい。

 

参考手順をご覧になってお分かりだと思いますが、基本は「すべて手作業」です。これだけ守ればクリーニング店に出したのと変わらない状態に出来ます♪

 

また、これからは新型コロナウイルスなどの事も考えた締めの工程も付け加える必要があるかと思います。世間一般で言われる希釈した次亜塩素酸ナトリウム（簡単に言えば塩素漂白剤をかなり薄めたもの）はこうした繊細な生地を使用したものには使用出来ません。

 

COV-19はモノに付着した場合でも数日で不活性化すると言われていますし、紫外線にも弱いという研究結果が出ています。普通に今回ご紹介した手順で洗って乾いてから３日後位に一時間ほど向きを変えながら天日干しで問題ないかと思います。

 

さらに補足としてこれからブライダルインナーを探す方にアドバイスを。ウエディングドレスをレンタルや購入する時にやたらと３万～５万円位のインナーを勧められる機会に遭遇するかと思います。一部には高額オーダーで本当にジャストフィットを目指して選んだドレスと共に調整していくものもありますが、予めサイズが決まったものを卸しているだけのブライダルインナーがほとんどです。ブライダルインナーは結婚式場では重要な挙式売上に貢献する１アイテムです。インナー購入率をノルマ化している結婚式場もありますし有名大手ブライダルインナーメーカーはエリア営業フォローをかなり力を入れて行っておりますので、この２つの連携が自然に「それぞれの売上アップの為にブライダルインナーは売らなければならない」という妙な意気投合によってお客様に積極的な案内をしている傾向はあります。

 

「ブライダルインナーを購入してもっておけば今後私用でも使える→何年後も同じサイズのインナーが果たして着用出来るかどうか？」

 

「自分のサイズに合ったサイズをちゃんと購入しないとドレスのラインが崩れる→そうはいっても既製品で揃えられているサイズインナーを提供しているだけ」

 

「レンタルは出来ない→クリーニング方法の規定をクリアすれば衛生的にレンタルも低価格で可能」

 

結婚式場やドレスショップなどで販売しているブライダルインナーはそれぞれの利益を確保する為にお客様への販売価格が高い割にはその理由付けが弱い印象があります。これからの新しい結婚式の流れが創り出される中でこうした今までなんとなく高い価格で購入が一定の割合で通用していた販売アイテムも根本を見直すタイミングではないかと思います。