ドレスクリーニングブログ

自宅でウエディングドレスをプレスする時の温度設定

2020-01-08

自宅でウエディングドレスをプレスする時の温度設定

ウエディングドレスのプレス作業はクリーニングと合わせてプロにお任せするのが一番ですが、様々な事情で自分でプレスせざるを得ない場合に遭遇する事もあるかと思います。

 

プロの使用する機材は蒸気の温度設定やアイロンの重さなどが特殊なものなので流石にそのレベルまでには達しませんが、ある程度のレベルであれば家庭用のアイロンでもかなりドレスのシワなどは改善する事は可能です。

 

ただ家庭用アイロンは温度設定が難しく、自分でアイロンをかけて生地を溶かしてしまったりする話もよく聞きます。今回はウエディングドレスに自分でアイロンをかける時のコツをご紹介します。

 

生地が溶けてしまうのは主に①温度設定が高すぎる②同じ場所に長い時間熱が加わり続けているの2つになります。普通のシャツにアイロンをかけるのと同じ感覚で温度設定を「高」にしてチュールなどにアイロンをかけてしまうと瞬時にして生地は溶けてしまいます。又、生地は溶けない設定だとしても例えばアイロンの熱が発生している面積の範囲内で同じ生地の領内を小さく行ったり来たりしているだけですと中央部分などはずっと熱が加わったままとなります。その熱が集中的に当たり続けている部分は最終的に生地が溶けてしまう可能性が高くなってしまいます。

 

アイロンの動作的には「同じ場所に熱が加わり続けない様になるべく大きくアイロンは動かすかなるべく一動作後にアイロンは生地から離す」などを意識するのがベストです。

 

温度設定については今回の為に自分の家で使っているティファールのアイロンで研究した結果、当て布をしなくてもほとんどのチュールにそのままアイロンを当てても溶けない設定を見つけました。(画像参照)

 

低温と中温の境目のあたりでギリギリスチームが出る場所がそのポイントとなります。ヴェラウォンのバレリーナやリーゼルの表地の伸縮性のあるチュール、三段ベールでもこのポイントであればアイロンをかけても溶けません。(アイロン動作だけはご注意下さい。又、生地の折り目が重なるサテン系の生地はアタリやテカリが出る可能性があるのでそうした場所にはガーゼなどの薄い当て布をして下さい。)

 

予め画像の様に温度がそれ以上にならない様にテープなどで固定しておくのがコツです。

 

ティファールのアイロンは適度な重さもあり蒸気量も多く、設定もしやすいのでこれからアイロンを購入する場合は大体1万円切る位のもので十分な性能を持った製品もありますのでお勧めです。コードレスタイプは稼働時間が短くすぐに充電しなければならないのでコード式の方が安定したパフォーマンスが可能です。

 

そこまでひどいシワではなく、プロにお願いするほどではないレベルのものなら上記を参考にしてみて下さい。但し、念の為に内側のチュールの目立たない場所などで試しがけをする事をお勧めします。



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