ドレスクリーニングブログ

取扱い表示義務のないウエディングドレスの副資材について

2020-02-10

ウエディングドレスを購入すると、家庭用品品質表示法に基づきドレスの内側に生地の組成情報やそのドレスのクリーニング方法などの取り扱い表示が記載されています。

 

ここで注意が必要なのですが、この表示義務は「ドレスの生地」についての表記であり、ビーズやスパンコールなどの副資材、及び染料や樹脂コーティングなどについては表示義務がありません。表示に則った取り扱いでドレスの生地に何らかの異状や損傷が生じた場合はメーカーに対して責任の所在を求めた上で場合によっては補償をしてもらえるケースがありますが、例えばよくあるスパンコールやビーズの変色などについては基本的にはメーカーが大きく責任を負う可能性が極めて低いという解釈にもなります。

 

ドレスの品質などは生地の方に意識がいってしまいがちですが、価格の安いドレスなどはこうした副資材の方の品質に注意を払った方がよいかと思います。金銀の彩りが付いたラメ糸やスパンコールにしてもその製造方法でコストも変わりますし、経年劣化に対する耐久性も違いが出てきます。(表側に樹脂コーティングのみのワンプライ方式と両面貼り合わせのツープライ方式で変色リスクは大きく変わります。)

 

海外ブランドのビーズやスパンコール類を豊富に使用したドレス類はやはりみていると副資材の質感や構造のレベルが高いという印象があります。国内の結婚式場やドレスショップがOEMでオリジナルドレスを海外で低価格で製作しているのに販売価格は30万円近くする系統のものは一部のドレスはやはり副資材に少々グレードの低さ(耐久性の低さ)を感じるものが実際あります。(スパンコールやビーズの経年変色が早いなど)

 

ドレスに装飾類が多いものを購入の際はそうした部分もよく見ながら購入するといいかと思います。

 

まずはウエディングドレス内側の品質表示ラベルをご覧下さい。丁寧に何枚にも情報などが記載されているものもあれば、小さなラベル一枚にどのドレスにも同じものを付けただけの情報に乏しい表示のものもありますので参考までに。



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