ドレスクリーニングブログ

ドレスのサンプルセール購入検討者の参考になる情報を公開します。

2020-02-23

何回か書いているウエディングドレスサンプルセールの件。 

サンプルセールで案内されるドレスはパターンとして3つの表現されるパターンが主にある様です。

①試着利用で使っていたドレス

②ディスプレイ使用のみのドレス

③ショーで使用しただけのドレス

 

この3つの中ならどれが一番よいかというと・・・これからウエディングドレス(特に海外有名ブランド)を新品以外で購入しようとお考えの方は必見のアドバイスを公開します。

 

使用回数から見れば②>③>①

生地の状態から見たら(但し、ショップの申告が本当なら)③>②>①

販売価格から見たら①>③>②

と、視点を変えると実はどのドレスも似たり寄ったりなランク付けになります。

強いて言うなら③のショー利用のみ(と言われる)ドレスが一番状態がいいかもしれません(とりあえず)。

 

ディスプレイのウエディングドレスの方が着用されてないから状態はいいのではという印象はありますが、都会の排気ガスが多い場所の大きなドアが開閉する様な環境での展示ドレスはそうした排気ガスや換気の環境の為に全体的にくすんだ色合いになっている傾向があります。そして、ある程度の期間こうした環境にさらされた生地のくすみは専門のドレスクリーニングでもまず元に戻りません。繊維にくすみが昇華してしまった感じになってしまいます。

 

サンプルセールで購入した海外ブランドのドレスをクリーニングでお預かりして「価格以上の状態のよいドレス」をほとんど見たことがありません。これなら個人のお譲りや委託販売で同じ価格でドレスを探した方がよっぽど状態によいお探しのドレスに出会えると思うものばかりです。

 

問題なのは販売する側がドレスについての正しい情報を伝えずにお客様にドレスを購入させている点です。試着品アップならいつからいつまで使用していたか、ディスプレイなら本当にディスプレイだけか(そしてそれはどの店舗のどの場所に展示していたものか)、ショー使用なら何回使用したのか、それはどこで何時間使用したのかなどの正確な情報がほとんどないまま「今ならあのドレスがこの価格で手に入る」的なあおりで集客して検討する時間も短くして勢いで購入に繋げている様に感じます。

 

ディスプレイ品、ショーで一回使用のみと言われたドレスでもどう見ても複数の方が着用している形跡のものがあります。又、そういう風に言っていても実際は試着で使用しているものも見られます。(試着時のサイズが大きい時に背中をピンチで挟んでいるとヴェラウォンヘイリーなどは背中のシルクオーガンジーに何ヶ所も生地の目ヨレが生じていますのですぐに分かります。)

 

サンプルセールといえども40万~50万円以上するものもあります。これだけの高額商品を購入する覚悟を決めているのですから、聞ける事はどんどん細かくスタッフの方に質問した方がいいと思います。

 

ご自分が50万円で購入し、次にお譲りで30万円位で売れたらいいなと思って購入した海外ブランドのウエディングドレスが実際は30万円ではとても次に繋げられないレベルのドレスだったとならない様、サンプルセールという熱気ムンムンの中で冷静さを失わずに判断をされる事をドレスクリーニングのプロの立場からアドバイスさせて頂きます。

 

 

 



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